【経営者あるある?】税理士に感じる不満と良い税理士の見つけ方
目次
税理士への不満ありませんか?
皆さんは税理士に不満を感じたことはありますか?
特に、税理士に対して不満を感じやすいのは経営者である方が多いのではないでしょうか?
経営者である方の場合、個人・法人問わず税理士との付き合いは自ずと長くなっていくものです。
その中で、特定の時期やサービスについて不満が生じることが多いのではないかと思います。
今回は経営者が税理士と付き合っていく中で感じることの多い不満について解説していきます。
よくある税理士への不満・悩み
税理士への支払いが高すぎる
税理士報酬ってこんなに高いの…?
記帳と申告だけでこんなに料金が発生するの!?
こちらは税理士に対して一番多い不満になります。
税理士報酬が高いと感じた場合には、税理士からどのようなサービスを受けて、そのサービスに対していくら支払っているのかを確認してみましょう。
事業をされている方であれば、主に以下のサービスに対して料金がかかってくるのではないでしょうか?
1.記帳、監査
2.確定申告
3.その他届出、手続き関係
特に不満として出やすいのは、1.記帳、監査に対する料金の不満だと思います。
税理士はこの業務に関して、様々な条件を考慮して料金を設定していることになります。
その条件とは、主に以下のものがあります。
・年商はどれくらいか?
・経理処理の工数はどれくらいか?
・何か月ごとに業務を受けるのか?
・顧問をするリスクはどれくらいか?
税理士としては、顧問先様ごとに業務量が違うにもかかわらず、同じ料金で同じクオリティのものを出すということは、割に合わないということになります。
急ぎでこの業務をしてほしいと依頼を受けた場合には、お急ぎ分の料金も請求することになります。
ただ、中には業務量と料金が見合っていない可能性もあります。
例えば、長く契約している税理士の場合、昔の契約がそのまま据え置かれている可能性もあり、その間料金の見直しなどがされていなければ料金についての相談を持ちかけてみてもいいのではないでしょうか?
試算表が出てくるのが遅すぎる
資料を送ったのに何か月も試算表が渡されない!
銀行に提出を求められてからやっと試算表を出している…
この悩みの経験はないでしょうか?
税理士が忙しいことはわかるが、何か月も試算表について連絡がないのはおかしいと思われる方もいらっしゃることでしょう。
この悩みは、いくつかの原因が考えられます。
1.会計担当者が業務をうまく回せていない
2.繁忙期により他の業務より優先順位が低い
3.契約により数か月ごとに試算表が提出される
主にこれらの原因が考えられます。
ひとつずつ考えていくことにしましょう。
1.については、担当者のタスクが多すぎるか、税理士事務所内で業務をうまく割り振れていない可能性があります。
この問題に対して、税理士が何の対策も取らないということは考えにくく、今後事務所内の環境が整備されれば、試算表の提出が遅れることはなくなるでしょう。
しかし、その状態が何年も放置されるようであれば、改善を求めるべきでしょう。
2.の問題は、対処が難しい問題でもあり、こちらも事務所内で環境が整備されれば解消されやすい悩みになります。
税理士事務所の繁忙期は冬から春にかけてですから、夏場は試算表がすぐ提出されるが、冬場は遅いと悩まれている方はこちらの問題に該当する可能性があります。
税理士事務所側としても、早めに試算表を出したいが、優先すべき業務があるとなかなか手が回らないことも多いです。
こまめに連絡をして、業務を忘れられないように対策することが大事になりそうです。
3.については、契約で試算表の頻度がすでに決まっており、その時期にならなければ業務をしないということになります。
この問題は、契約の見直しをすることで解消することができます。
試算表の頻度が高くなると、料金が高くなりますが、それでもかまわないという方は契約を見直すことをお勧めします。
態度が悪すぎる
相談にいったらあまり話を聞いてくれなかった…
高圧的で言いなりのようになる…
税理士も1人の人間ですから、その人の性格というのは少なからず出てきてしまうものです。
中には、初めての相談からそのような態度をとる税理士もいるようです。
税理士は経営者の相談相手としての役割が多く、そのような態度をとるのは理解し難いものです。
だからと言って、税理士もへりくだる必要もなく、きちんと経営者と対等の立場であるということを理解し、お互いに良好な関係でありたいものです。
また、人それぞれ合う合わないがありますから、相談にいって自分の性格には合わないなと感じたら契約しないということや税理士変更を考えてみるのもいいでしょう。
専門的なアドバイスが少なすぎる
税理士だったら節税相談に乗ってくれるのでは?
試算表について淡々と説明される…
この悩みは、税理士事務所の規模が大きくなると出やすい悩みのようです。
規模が大きい税理士事務所は、税理士本人が対応するのではなくそこで働くスタッフや担当者に面談等を任せることがあります。
その場合、以下の問題が出てくることになります。
1.担当者の経験が少ないと、専門的な知識がないことがある
2.税理士でないと回答できない相談を担当者が受けることになる
1.の問題については、担当者が説明やアドバイスができるまで先輩スタッフに同席することが多いため、あまり問題にはなりにくいものになります。
しかし、税理士事務所の業務は多岐にわたり、それぞれで担当している業務が異なることもあり、スタッフの業務外のことを相談されても回答できず困ってしまうこともあります。
2.の問題は、法律が絡むものになります。
税理士には独占業務というものがあり、具体的・専門的な税務相談というのは、税理士しかできないということになっています。
これに抵触してしまうと、税理士が懲戒処分を受けてしまうことにもつながるため、相談業務としてグレーな部分については、回答できないこともあるのかもしれません。
IT知識がなさすぎる
いつまでも手書きで試算表が出てくる!
もっとやり取りを簡単にしたい!
この悩みは、ここ数年でIT技術が進歩したことで出てきた悩みです。
特に年配の税理士の方だと、その傾向が強いものです。
やり取りがいまだに、電話とFAXのみである方もいるようです。
国の政策としても今後はデジタル化を進めたいそうですから、その対策が打てる税理士は今後も頼りになるのではないでしょうか?
まとめ
今回は、税理士に対する悩みとして5つ紹介いたしました。
これら以外にも悩みを持たれている方はいらっしゃるかと思います。
その場合においても、それがどういった悩みなのかを分析して、今の税理士に相談する、あるいは、セカンドオピニオンとして別な税理士に相談するといいでしょう。
もちろん、税理士にも色々な方がいらっしゃいますので、悩みの一つや二つがあっても経営者の皆様に合う税理士とお付き合いされることが大事です。
今の税理士について、悩みがある方はぜひお気軽にご連絡ください。
弊社では、お客様の悩みに対してヒアリングを徹底的に実施しており、お客様に満足していただけるサービスを提供しております。
顧問契約ではなく記帳代行や給与計算だけといったサービスもありますので、お客様に合わせて業務を行ってまいります。
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